スピーカープロフィール
ラグラム・ラジャン
シカゴ大学ブース・ビジネス・スクール教授
ラグラム・ラジャンはシカゴ大学ブース・ビジネス・スクールでファイナンスを教えるエリック・J.グリーチャー寄付講座の著名教授である。彼は現在インド首相の経済顧問も務めている。 2007年に教員を再開する前は、ラグラムは国際通貨基金でチーフ・エコノミスト兼調査ディレクターであった。それ以降、彼はインド政府の金融部門改革委員会の議長を務めており、2008年に調査報告書を提出した。 ラグラムの研究対象は金融、コーポレート・ファイナンス、経済開発で、その中で特にファイナンスの果たす役割についてである。彼の論文は経済・金融の全トップ媒体に掲載されている。また彼はアメリカン・エコノミック・レビューやジャーナル・オブ・ファイナンスの編集委員のメンバーを務めている。彼の本『フォールト・ラインズ 「大断層」が金融危機を再び招く』はフィナンシャル・タイムズよりブック・オブ・ザ・イヤーを獲得している。彼はまた、以前ルイジ・ジンガレスとの共著『セイヴィング・キャピタリズム』も上梓している。 彼はBDTキャピタル、ブーズ・アンド・カンパニーのシニア・アドバイザーであり、イタウ・ウニバンコ銀行の国際アドバイザリーメンバーである。彼は国際問題に関するシカゴ委員会の役員で、米国諮問評議会委員である。 ラグラムはアメリカ・ファイナンス協会の理事長も務めており、米国科学芸術アカデミーの会員である。2003年にアメリカ・ファイナンス協会は2年に1度、ファイナンスの理論・実務に著しく貢献した40歳以下の財務エコノミストに対し与えられる最初のフィッシュー・ブラック賞をラグラムに授与した。
<講演テーマ>
現下の金融危機 成長と開発 金融システム 国際金融 組織・パワー、そして企業の論理