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トム・ピーターズ

マネジメントの教祖

トム・ピーターズは、かつて役員会議室や学会やコンサルティングの場面で語られるものであったマネジメントを、より広範な世界規模の聴衆に向けて発信する対象に変えた立役者である。トム・ピーターは、ピーター・ドラッカーと並び称されるマネジメントの教祖であり、現代のマネジメントの基礎を築いた人物である。 彼の功績により、いまやマネジメントはメディアやマネジャーにとって欠くことのできない話題である。ピーターズはコンサルタントであり、著述家であり、コラムニストであり、セミナー講師であり、さらにはステージ上のパフォーマーである。 1942年にボルティモアに生まれたピーターズは、海軍奨学金でコーネル大学に進み土木工学位を取得した。4年間の海軍兵役中、1966年にはベトナムに派遣され、1968年にはアメリカ国防総省に配属された。1973年にスタンフォード大学で組織行動論の博士課程を修了し、ホワイトハウスで薬物乱用防止上級アドバイザーとしてしばらく働いた。1974年にはコンサルティングのトップ企業マッキンゼーに入社する。 アメリカの一流企業相手のコンサルティング業務に触発されたピーターズは、持ち前の好奇心と想像力で1970年代後半にさまざまな共同研究を行ない、その結果「マッキンゼーの7つのS」が生まれた。 1982年、ピーターズはボブ・ウォータマンと共著で『エクセレント・カンパニー』(In Search of Excellence)を発表した。この本は20世紀ビジネス出版界の大ヒットで、ピーターズは一躍世界的な有名人になり、超優良企業とは何かを解説するのが彼の仕事になった。1982年以来彼は目まぐるしく著作活動、講演旅行をこなす日々を送り、彼の思想も変遷を繰り返している。  1987年にピーターズは“超優流企業はもはや存在しない”と宣言し(『経営革命』(Thriving on Chaos))、1990年代に向けたマネジメントの課題を提示した(『自由奔放のマネジメント』〈Liberation Management〉)。 ピーターズは自分自身を、うるさ型、つむじ曲がり、不敵な失敗の王者、秩序破壊のプリンス、熱狂の達人、企業のチアリーダー、そして人の神経を逆なでする奴と称している。「フォーチュン」誌は彼を「ウルトラ・グル」と呼び、「エコノミスト」誌は彼を「スーパーグル」と呼ぶ。

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<書籍>

<講演ビデオ>

■Tom Peters: Business Today - Too Much Talk, Too Little Do

■Tom Peters on Innovation

■Tom Peters' Leadership Thoughts: Listening

■Interview with Tom Peters, Author of the new book "The Excellence Dividend"