スピーカープロフィール

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クリス・アンダーソン

ワイアード(WIRED)誌元編集長

デジタル情報経済に於ける余剰経済の新たなビジネスモデル

ハイライト

ワイアード(WIRED)誌の編集長として、クリス・アンダーソンはニュー・エコノミーの中心で最も博識で、洞察力があり、歯切れの良い論客の一人である。一連の草分け的記事や書籍の中で、彼は経済における重要な新規トレンドを定義し、それによってもたらされる新たなビジネス・チャンスをつかむ為のモデルを定義する。 ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーとなった『ロング・テール』で、彼はニッチ市場の台頭を我々の経済に於ける強力な新勢力と定義している。 -なぜ将来のビジネスはより多品種のものを、より少ない量売ることになるのか、こうした小さいコミュニティがどのように巨大マーケットとして集結するのか、そして、デジタルやWEBテクノロジーの効率性が、その実現にどのように貢献するのか。 クリスは『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略(邦題)』を著している。元々ワイアード誌の記事であったものを本として出版し、信じられない程の反響と口コミ、議論を呼んでいる。 調査分析に基づくクリスのプレゼンテーションに於いて、彼はフリーが何故将来のビジネスとなり、フリーコノミクス(フリー経済)でどのように成功を収めるか、つまりフリーが十分に発達した経済として出現して来た時のビジネス・モデルとは何か、を説明してくれる。 クリス・アンダーソンはワイアード誌の編集長を務めている。彼はエコノミスト誌で7年間様々なポジションで働き、プレミア科学雑誌、サイエンス誌とネイチャー誌の2誌で編集者を務めていた。教育バックグラウンドはロス・アラモスでの研究を含み、物理学である。

フリーコノミクス(フリー経済)

フリー!がビジネスの将来となるとき、どのように成功を収めるか 一度マーケティングの新手法となると、フリーは独り立ちした経済として出現して来ている。 電気剃刀はそれ自身としては役に立たないものだが、それを捨て去ることによって、キング・ジレット氏は使い捨て剃刀の刃に対する需要を創り出した。数十億個の剃刀の刃を売りさばいた頃には、このビジネス・モデルは全ての業界の基礎となっている。携帯電話を作るのを止めて、月々のプランを売る、といった具合に。ジレットのお陰で、何かを捨て去ることによりお金を稼ぐという考えは、最早過激な考えではなくなっている。 過去10年以上にわたり、異なる種類のフリーが現われて来ている。この新しいモデルは、単にある製品のコストを他の製品のコストとして付け替えるという、相互補完関係に根ざすものでなく、製品のコスト自体が急速に下がっているとい言う事実に基づくものである。このお金を理解するには、貴方はマーケットに対する見識を、2つの当事者-売り手と買い手-のマッチングから、多くの当事者は参加するより広い意味でのエコシステムで、そのうち何人かが金銭を交換する、という風に変えてゆかなければならない。 企業が製品を助成する為に見付けた新しい手法とデジタル時代にビジネスを行うコストが下がっていることの狭間に、ある種のフリー・ビジネス・モデルを適用する機会がこれほどまでに広がっていたことはかつてない。しかし、これらのモデルは機能するのか?そしてどれを選ぶべきか?クリス・アンダーソンはこうした質問に答えてくれる。

ロング・テール

ニッチの膨大なビジネス・ポテンシャルを開発する-ニッチ顧客に対するニッチ提供 クリス・アンダーソンのベスト・セラーで草分け的書籍『ロング・テール「売れない商品」を宝の山に変える新戦略(邦題)』では、ロングテール-経済に於ける力強い新勢力としてのニッチの台頭に関するとてつもない大きなビジネス・ポテンシャルについて検証する。 ロング・テール. ロング・テールが指し示す見識とは、我々のカルチャーや経済が、徐々に図に示される需要曲線のトップにあるメインストリームの製品や市場から、黄色の部分であるテール(尾っぽ)が示す巨大なニッチ市場へとシフトしていることにある。製品や運搬のコストが落ちるに連れて、ターゲットを狭く取った製品やサービスが、メインストリームの料金同様経済的に魅力的に成りえたのである。伝統的ビジネス・モデルではこうした多くの小さな市場は無視せざるを得なかったが、これらは経済的ポテンシャルとして、伝統的市場とともに張り合うことになる。 ポテンシャルニッチ製品はいくつかの大きなオーダーによってもたらされたメインストリームに比べ数の上では勝る。オンライン販売会社はバーチャル上で全てをストックしておくことが出来、それ故にニッチ消費者の巨大なプールへとアクセス可能になるのだ。彼らが総計で大きなマーケットになるのではなく、バーチャル上では個々の全ての消費者は何かを求めるニッチ消費者だということだ。 人々はニッチに惹かれるものだ。なぜなら、それは彼らの狭い興味をより満足させるものであり、それぞれの生活スタイルに応じて我々全ては狭い興味を持っているものだからだ。このようにしてロング・テール戦略は、今までは決して実現しなかった利益の領域を開放した。 書籍—そして講演. ロング・テールは消費者がニッチ商品を見付け購入することをやりやすくする技術効果、そして広告伝播や伝統的なリテールのボトルネックを破壊した点において歴史に名を刻んだ。これはこの信じられない程の規模の潜在市場に対する貴社のビジネス・モデルを作る際には、欠くことのできない手助けをしてくれるだろう。

MAKERS

「デジタルによる革命は、これからが本番だ──」

『フリー』以上の衝撃──ベストセラー『フリー』『ロングテール』のクリス・アンダーソンが描く次のパラダイムシフトは〈メイカームーブメント〉だ!
21世紀の製造業は、アイデアとラップトップさえあれば誰もが自宅で始められる。ウェブの世界で起こったツールの民主化が、もの作りの世界でも始まったのだ。メイカーズ(モノ作る人々)の革命が、世界の産業構造を再び変える! ベストセラー『フリー』『ロングテール』の著者が描く、次のパラダイムシフト。『ワイアード』US版編集長で世界的ベストセラー『フリー』『ロングテール』の著者クリス・アンダーソンが、新産業革命の最前線へと読者を誘う。今日の起業家は、オープンソースのデザインと3Dプリンタを使って製造業をデスクトップ上で展開している。カスタム製造とDIYによる製品デザインや開発を武器に、ガレージでもの作りに励む何百万人という「メイカーズ」世代が、製造業の復活を後押しする。ウェブのイノベーション・モデルをリアルなもの作りに持ち込むことで、グローバル経済の次の大きな波を起こすのだ。世界規模で進行する「メイカームーブメント」を決定づける一冊。

他にも、『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶ、TED公式ガイド』など。

 

経歴

・ワイアード誌編集長 ・ロング・テール、フリー著者 ・ザ・エコノミスト、サイエンス、ネイチャー編集者 ・2007年タイム誌Time 100に選出される

 

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■Wired's Chris Anderson: How Magazines Should Be Making Money The New Industrial

■The New Industrial Revolution