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りず

メアリー・エリザベス・トラス

英国第78代首相(2022年9月6日 - 2022年10月25日)通称は、リズ・トラス(Liz Truss)

デーヴィッド・キャメロン、テリーザ・メイ、ボリス・ジョンソン各首相のもとで閣僚を歴任した。イギリス3人目の女性首相で、女王エリザベス2世に任命された最後の首相である。就任から1か月半後の2022年10月20日に退任を表明し、同月25日に後任のリシ・スナクが任命されたことを受け、退任した。首相在任期間は49日でイギリス史上最短となった。

オックスフォードのマートン・カレッジに通い、オックスフォード大学自由民主党の総裁を務める。1996年、卒業後、保守党に入党。シェル社、ケーブル・アンド・ワイヤレス社に勤務し、シンクタンク「リフォーム」の副所長を務めた。2010年総選挙でサウスウェストノーフォーク州から選出された。後方支援者として、育児、数学教育、経済などの改革を訴える。保守党議員によるen:Free Enterprise Groupを設立し、After the Coalition(2011年)、Britannia Unchained(2012年)など多くの論文や本を執筆・共著している。

2012年から2014年まで保育・教育担当国務次官を務めた後、2014年の内閣改造で環境・食料・農村問題担当国務長官に就任。2016年の国民投票では英国のEU残留を求める「Britain Stronger in Europe」キャンペーンの支持者であったものの、国民投票後にはBrexit(EU離脱)を支持した。2016年7月にキャメロンが辞任した後、メイ内閣で司法大臣と大法官に任命され、1000年の歴史上初の女性大法官となった。2017年の総選挙後、トラスは財務省の首席秘書官に就任した。2019年メイの保守党党首辞任を受け、次期党首にジョンソンを支持。ジョンソンはトラスを国際貿易大臣と商務庁長官に指命した。さらに2019年9月に平等担当大臣にも就任する。2021年の内閣改造で外務・英連邦・開発大臣に就く。2021年12月に政府の対EU首席交渉官、EU・英国パートナーシップ協議会の英国議長となった。2022年7月よりジョンソンの党首辞任を受けて行われた保守党党首選挙で勝利。9月6日に首相に任命された。その2日後である9月8日に女王エリザベス2世が崩御したため、女王によって任命された最後の首相となった。

経済政策の失敗により金融市場が混乱を招き、その影響が政権内部にも波及して求心力が低下した結果、10月20日、就任からわずか1か月半で党首退任を表明。首相在任期間はイギリス史上最短となった。

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<講演ビデオ>

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