スピーカープロフィール
アダム・トゥーズ
コロンビア大学の欧州研究所所長, 『暴落――金融危機は世界をどう変えたのか』著者
アダムは、イギリス出身の歴史学者。コロンビア大学の歴史学教授で同大学の欧州研究所所長を務める。経済史を専攻とし、20世紀初頭のドイツ経済や、世界経済と政治の変化を研究している。
ロンドンに生まれ、イングランドとドイツのハイデルベルクで育つ。1989年にケンブリッジ大学キングス・カレッジで経済学の学士号を習得し、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号を習得する。1996年から2009年にかけてケンブリッジ大学で現代史を教える。イェール大学のポール・ケネディの後任として国際安全保障研究所の所長を務め、2015年からコロンビア大学で現職を務める。
著書『ナチス 破壊の経済』でウォルフソン・ヒストリー・プライズを受賞した。他に、世界金融危機をテーマとする『暴落』を発表しており、この本はイェール大学とコロンビア大学の講座をもとにしている。
アダムは、歴史と経済に関する著書で、レバーヒューム賞フェローシップ、H-Soz-Kult Historisches Buch賞、Longman History Today賞、Wolfson賞、LAタイムズ歴史賞を受賞しました。
彼は英語とドイツ語のバイリンガルで、フランス語も堪能です。